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リニアガイド交換修理

機械修理ドットコム合同会社
工場設備のスライドレールに付いているリニアガイド(内部がベアリングのような構造になっていてレールにはめ込み左右にスライドさせる装置)の交換を行いました。 「突然設備が左右にスライドしなくなったので修理して欲しい」ということでした。

作業前所見

現地を訪問して確認したところ、リニアガイドの上に鉄骨を加工する機器が付いています。 この機器がリニアガイドの転がりを利用して左右に移動し、加工する仕組みになっていました。 ところが、このリニアガイドが左右にスライドしないため、作業が行えない状態になっています。 目に見える範囲で分かることは、このリニアガイドが破損しているということです。 レール上の機器をバールで持ち上げてリニアガイドを外し確認をしたところ、リニアガイドは確かに破損していました。
リニアガイドを外す際、とても外しにくいほどにリニアガイドとレールの設置部に錆が発生していました。 それがリニアガイドの破損につながった可能性があります。 試しに新品のリニアガイドに交換して動かしてみたところ、非常に動きが悪い状態でした。 おそらくリニアガイドの交換で終わってしまうと、いずれまた破損することになりますし、レールやギヤの破損にもつながる可能性があります。 機器の状態と修理方法、見積書を依頼主様に伝えたところ、納得していただき修理させていただくこととなりました。

作業工程

バールで機器を持ち上げその下に機器が下がらないように支えの木を入れリニアガイドを外しました。
リニアガイドを外そうとしたところ、レール上に発生した錆の影響でガイドがスライドしずらくなっていました。 そのため外すことが出来ず、サンドペーパーや除去剤を使用して錆の除去を行いました。 (レールの錆が原因で動きにくくなっており、それを無理に動かした為ガイドの破損につなっがった可能性があります。)
試運転の結果スムーズに動くようになりました。

再発防止のアドバイス

可動部の点検を定期的に行い、不意な破損を事前に防止することが重要です。 予防方法としては、定期的にレールにグリスアップを行うことがお勧めです。 放っておくとこのような錆が発生し、故障につながる可能性がありますのでご注意ください。 また、定期的なメンテナンスを承ることも可能ですので、お気軽にご連絡ください。 (施工場所: 群馬県内)

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