工場の“水圧問題”を一発解決!後付けできる昇圧ポンプユニット「昇ポン」がグレードアップ

株式会社リガルジョイント(神奈川県相模原市)が、2025年10月23日に昇圧ポンプユニット『昇ポン』グレードアップ版を発売しました。
「後付けで簡単」「安全で持ち運びやすい」という特徴を備え、製造現場の水圧不足・工数の多さ・設備設計の手間といった課題を解決します。
出典: PR TIMES(2025年10月23日、株式会社リガルジョイント)
※内容は再構成・要約のうえ独自の分析を加えています。
“ポン”と取り付け、すぐ稼働 ― 後付けの強み
従来、昇圧ポンプを導入する際にはポンプ本体・制御装置・配管・圧力計などを個別に選定・設計・調整する必要がありました。
「昇ポン」はこれらを一体ユニット化。
水圧が足りない配管に接続するだけで、即稼働可能です。
これにより、設置設計や施工工数が大幅に削減され、現場導入のスピードと柔軟性が格段に高まりました。
操作性と安全性を両立した“現場仕様”デザイン
グレードアップ版では、操作性・保守性・安全性が向上しています。
- ✅ 圧力表示付きメーターで現場確認が容易
- ✅ カバー付き構造で防塵・防滴性能を強化
- ✅ キャスター&グリップ搭載で持ち運びが簡単
- ✅ 漏電ブレーカー内蔵で安全稼働
- ✅ リリーフバルブにより過圧時も自動排出
まさに「現場の声を反映した装置」と言える仕様です。
移設やメンテナンスのしやすさが従来機よりも大きく改善されています。
半導体・食品・医薬から建築現場まで活躍
「昇ポン」は、水圧の安定が重要なあらゆる業種で活用可能です。
- 半導体/電子部品製造ラインの冷却水循環
- 食品・医薬工場の洗浄ライン
- 化学プラントの配管設備
- 建築設備やマンションの高層階給水
今回のモデルでは使用環境の幅をさらに拡大し、医療・エネルギー・インフラ分野でも導入が見込まれています。
機械修理ドットコム視点
“後付け技術”がもたらす修理・保全の革新
1️⃣ 現場改修の時間短縮
配管設計をやり直す必要がないため、トラブル時の代替・応急対応にも向いています。
「ポンプが止まったら現場が止まる」――そんな状況を避けるための保全ツールとしても有効です。
2️⃣ 修理担当者でも扱いやすいユニット構造
一体設計のため、内部点検・部品交換が簡単。
ポンプ・電装系・配管系の境界が明確で、トラブル箇所の特定が早いのも利点です。
3️⃣ メンテナンスの安全性アップ
漏電防止と過圧リリーフ機構により、保守作業中の事故リスクを低減。
現場での“安心して触れる装置”という点でも高評価です。
4. 現場から見える今後の展開
リガルジョイント社は真空・流体制御技術を軸に、「現場で使える省工数機器」の開発を継続中。
今回の昇ポンは単なる改良ではなく、“現場主導型の改修DX”の先駆けとも言える製品です。
同社は今後も、配管・ガス制御・環境関連装置のラインアップ拡充を予定しています。
まとめ
水圧不足という“地味だけど深刻な問題”に真正面から向き合った「昇ポン」。
その手軽さと安全設計は、工場・プラント・建築設備すべての共通課題を解決するポテンシャルを秘めています。
機械修理ドットコムとしては、このような「後付けで課題を解決する技術」が今後の保全効率化・リプレース短縮の鍵になると見ています。


