『コンプレッサがロックして作動しない』ということでご依頼いただきました。
ベアリングの焼付けが予想されたので、ばらしてみます。
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ばらし終えました。 -
スクリューのシャフト。ボコボコになっている箇所が焼きつけ部分。 -
オイル管理を徹底されていなかったため粘度が高くなり、部品のそこら中に硬くなったオイルカスが付着していた。これが焼付けを早めた原因。 -
部品交換 通常のオーバーホールではベアリング交換のみで済むのですが、今回はシャフトに大きな傷があったので、シャフトごと交換しました。 -
組み上げていきます。 まずはベアリングの圧入。 -
シックネスゲージで吐出隙間の測定。 適正な厚みにしておかないと正規の空気量が出なかったり、焼付けを起こしたりといった故障の原因になります。 -
組み上げ終わりました。 -
シンナーで拭いたため色が落ちている部分を再塗装し、コンプレッサ本体をモーターコンプレッサの筐体に取り付けます。 -
オイルクーラーをスチーム洗浄してきれいにします。 この作業で今回の修理は完了です。
今回の修理では、モーターのベアリングも交換しました。
部品が届くまでに1ヶ月程度要したため、納品までに時間がかかりましたが、通常オーバーホールであれば3日間程度の作業で納品が可能です。
今回の故障の原因でもお分かりのとおり、オイル管理はとても大切です。純正のオイルとフィルターを定期的に交換することで、メンテナンス費用を抑え、コンプレッサの寿命を長くします。
当社では故障する前のメンテナンスも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。