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巻線機モータのサイズアップ

巻線機モータのサイズアップとそれに伴うインバータの交換、Vベルトからタイミングベルトへの変更のご依頼がありました。
巻線機は、モータのトランスの線を成型する機械。
今回はモータのパワー不足を補うのが目的で、モータ自体はご依頼主さまが選定されたものです。

まずは現状を確認させていただき必要な寸法を取ります。

交換前

モータのサイズアップには新しいベースプレートが必要です。
また、外形寸法も大きくなるためインバータが元の位置には設置できません。
そこで、別の場所を指示していただきました。

図面がないため、採寸は慎重に行う必要があります。
タイミングベルトへの変更は軸間とプーリ径を測定し、持ち帰って計算します。
この計算がずれてしまうと、設置の際にとても苦労する羽目になります。

それでは準備が整いましたので取り換えましょう。

作業開始

まずは忘れずにインバータの設定を控えおきます。
重要なポイントですね。
あとはモータ、プーリと取外していきます。もちろんインバータも。

取り外し中

続けて新しい部品を取付けていきます。
事前の採寸がしっかりできていたので、今回はトラブルもなくスムースに進みました。

取り付け中

テンションプーリもタイミングベルトに合わせて交換しました。
最後にインバータの設定をして作業終了となります。

仮運転

仮運転して大きな問題はないようなので今日のところは撤収します。
実際に稼動させていく中で不具合等があれば微調整させていただきます。

設計当時の仕様のまま使い続けている現場も多いのですが、扱う素材や製品が変わる場合には、仕様変更をご検討いただいた方がいいと思います。

他社さまが製作された装置でも、ご相談いただければ調査からお手伝いさせていただきます。
ぜひ一度ご相談ください。

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