今回は修理案件ではありません。
既存のラインに追加で、印字装置及び検査装置を設置した内容となります。
トレーサビリティが注目される昨今、製品印字にて管理を行うという案件が多々あります。
印字にて生産ラインや生産日時などを管理できれば、万が一不良品が発生した時などは、回収品から問題点を特定しやすいというメリットがあります。
様々な装置上に設置するにあたり、本案件では限られた狭小エリアに納めなければならないという、ちょっと悩ましいご依頼です。
搬入の様子。
制御盤及び操作盤は、装置を入れるクリーンルームの外に置きます。
画像検査用のカメラの取付け・調整をしております。ご覧の通り、狭くて少々苦労しております。
印字装置の設置後(今回はレーザー加工機を採用、製品によってはインクジェットプリンタでも可能)。
反対側には画像検査用のカメラがあります。
電気担当のスタッフが制御ソフトを受け持ちます。
既存設備との取り合いがありますので、慎重且つ正確にプログラミングします。
単体機の製作とは違い、指定のエリアに配置しなければいけない案件ですので、現場の状況をしっかりと押さえ、採寸~設計を行いました。
今回はガラス瓶への印字でしたので、レーザー式を採用しましたが、印刷面の素材などにより、インクジェット式やシール式など、様々提案させていただきます。
「メーカーのオプションに含まれない」「メーカー依頼だとコストが嵩む」等、お困りの際は、是非ご参考にしていただければ幸いです。