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下水処理施設のレデューサー改造取付とノズル交換

今回のご依頼は、群馬県内の下水処理施設様からのものでした。
不具合の内容は下記のようなものです。

 

機能改造作業

レデューサーは下水処理の際に汚泥を圧縮する目的で設置される圧縮設備です。

圧縮してから焼却することで、速やかに汚泥を除去できます。
ノズルは焼却に必要なガスを放出するための設備です。

機能改造は、設備を構成する部材や機器の手配・設置・交換・加工が主となります。
部材や機器により、その劣化特性が個々に異なることから、劣化の状況に応じた対応を行う必要があり、まずはその見極めが重要になります。
今回は上記2つの設備の劣化が進んでいたため、新品に交換することで、不具合を解消します。

案件作業範囲

改造、分解、整備、部品交換、組立取付設置、試運転調整

レデューサー仕様

機長 4000mm
機幅 1500mm
駆動装置 22.5φ
寸法B 380mm
寸法C 170mm
寸法E 190mm
寸法P 125mm

参考イメージ図

整備前

写真中央の円い設備がレデューサーです。

整備中

整備後

レデューサーは角パイプと接続し、その上で丸パイプ内に収めてあります。

【レデューサー整備内容】
高機能な新品と交換することで、機能改善します。
ただし、既存の設備と形状が異なるため、接続には苦労します。
  • 角パイプのつなぎ目にスペーサーやボルト等の部品を交換して調整
  • レデューサーはパイプ部分を切断し、切断箇所にスペーサーを入れ角パイプと接続
  • レデューサーが直接露出しないように、丸パイプ部を製作して取り付け

 

【ノズル整備内容】
傷んでいたノズルを新品と交換しました。

 

【試運転調整】
装置を稼動させて「レデューサー」「ノズル」が正常に動作する事を確認しました。
処理物がレデューサーの間を通りしっかりと圧縮することを確認しました。

 

作業ポイント

レデューサーの形状変更により、パイプ部の切断・スペーサーを用いたパイプ接続部調整など、微妙な調整が必要な作業が多数発生しました。
その他通常の点検整備以外に、補強材による加工を行いましたが、設置場所や環境の制約から試行を繰り返しつつ対応しました。

シュウワエンジニアリングでは、組立作業全般に対して「ISO9001:2000品質マネジメントシステム」の認証を取得しています。
今回は多くの取り扱い実績による経験と、確かな技術力を活かせた案件と言えます。

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