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スパイラル膜ろ過装置の取外・取付・整備

設備用途

スパイラル膜とは浄水処理の際に地下からくみ上げた水を浄水する設備で、くみ上げた水をスパイラル膜に透過させ浄水処理させます。
スパイラル膜を設けることにより、速やかに供給水を透過させ不純物を除去することができます。

案件装置名称
浄水処理装置
案件作業範囲
  • 取外
  • 洗浄
  • 整備
  • 部品交換
  • 試運転調整

スパイラル膜取外搬出

取外搬出作業はスパイラル膜を梱包材の手配、取外し、洗浄、搬出が主となります。
取外しの際にスパイラル膜が乾燥させないように、特性に応じた対応を行う必要があります。
今回は「スパイラル膜取外搬出作業」として行いました。 

状況
一定期間使用していたスパイラル膜の処理能力低下により、浄水処理能力不足の発生が懸念されていました。
整備状況
  • スパイラル膜を8本取外しその後後日送られてくる検査後のスパイラル膜が搬入するまでつなぎ目に六角ボルトレンチでボルト等の仮止めを行いました。
  • 取外し後はスパイラル膜と浄水処理装置を洗浄し乾燥を防ぐため、密閉できる大型の袋に入れその上から段ボールに箱詰めしました。
  • 箱詰め後は検査をしていただくため某プラントセンターに発送作業を行いました。

仮止め調整

接続部の番号の一致を確認しパイプ部と接続をしました。
すべての接続箇所がねじ止めされていることを確認しました。

今回の作業ポイント

スパイラル膜は一本30kg程あり、破損しやすいという特性もあるため、一人で取外して移動することが困難です。
そのため必ず二人で持ち運ぶことを徹底しました。
また、接続箇所が同じ箇所でないといけないため、スパイラル膜の接続部の番号付けを行いました。
その他にも通常の点検整備や設置場所、環境の制約から試行を繰り返しました。

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