コンプレッサ室のブロワの軸受部分から異音がするということで、整備を承りました。
軸受とは
機械の軸類を支持し、軸の回軸運動や往復運動を容易にするための機械要素(部品)となります。
「ころがり軸受」と「すべり軸受」の2つがあります。
- 構造
- 一般的なころがり軸受である、深溝玉軸受けは、「軌道輪(外輪+内輪)」と「ボール(転動体)」、ボールを支える「保持器」の組み合わせで構成されています。
点検内容
- 分解調整
- バランス調整
- 消耗部品の交換
異音の原因
軌道面、玉、ころの表面の荒れや傷が、異音の原因となります。
本来は軸受そのものを交換するのが良いのですが、運転状況から長期間停止する事ができない為、応急処置として、軌道面の調整を行いました。
今回は応急処置ですので、一年以内の改修を予定しています。
軸受けの異音を放っておくと、ベルトの磨耗が進んで切れてしまったり、軸部分のベアリングが破損してしまったりして、軸受け全体、もしくはもっと大規模な改修が必要になってしまいます。気になる音がある場合には、お早めにご相談ください。