工場で使われている集塵装置(フラックス循環装置)のフィルター清掃、交換を承りました。
3ヶ月に一度の定期点検になります。
この装置は、フラックス(溶接の際使う物質)の粉塵を、集塵装置を使って吸い込み、フィルターを通してきれいな空気を排出します。
フィルター部を上下に揺する事により集まった粉塵を廃棄装置に落とすのですが、そのフィルター部に粉塵が詰まっていました。
作業内容
- 劣化していたり破損したりしているフィルターは、新品と交換しました。
- まだ使えるフィルターは、工業用の掃除機等を使い清掃しました。
- 屋内で使われるものなので、上部の蓋を絞める接合ネジが露出している為、ネジが錆びて耐久性がなくなっていました。ほこりやゴミ、その他、破損などから守る為に、カバーを作成してモータの動作を保護するようにしました。
- フィルターが上下する可動部等にグリスアップを行いました。
装置外観
作業のポイント
上部フィルター部を取り外す際や取り付け時は、接続部のパッキン等がずれないように二人で作業を行う必要があります。
粉塵を吸気で吸い込みますので、パッキンのずれ等で空気漏れなどが無くしっかりと吸い込んでいるかをしっかりと確認をします。
普段のメンテナンスとしては、フィルターに付着した粉塵をこまめに除去することである程度きれいな状態を保つことは可能ですが、やはり限界があります。
当社では、工業用の掃除機を使ってフィルターを清掃します。
この掃除機は、エアー圧を利用した吸引機で、切削屑、油性切削油、水溶性切削油、その他色々なものが吸引可能です。
また、フィルターの状態を見極め、劣化しているものはしっかり交換していくことで、装置が効率よく機能します。
普段のメンテナンスを心がけている現場でも、やはり3ヶ月に一度程度は専門業者の定期点検を受けられることをお勧めいたします。