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FRP製品の製作・施工

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弊社では、FRP(繊維強化プラスチック)製品の製作・施工が可能です。
今回は、温浴施設で浴槽を循環しているポンプに必須のヘアキャッチャー(除毛器)を製作・施工いたしました。

別件で温浴施設を訪問していた時に、お店の店員さんから「ヘアキャッチャーの清掃をしていたら、漏水するようになってしまった」と報告を受けました。
すぐに拝見したところ、ヘアキャッチャーの蓋のOリングがやせている事と、本体のふちが変形している事が解りました。
温浴施設の点検を行っている事から、「これは交換しないと直らない」と直感しました。

その時には、やせてしまったOリングと同一線形のものを持ち合わせていなかったため、少々の加工を加えてとりあえず漏れないように応急処置をおこない、後日、採寸と見積をすることになりました。

既存状態(数日後にボルトも抜け落ちた状態)

見積書を提出し、即OKをいただけましたので製作に入りました。

製作中

製作中(塗装工程)

今回は、通常のコート仕様ではなく、耐蝕仕様にすることとしました。
(塩素による劣化に特に強い)
通常のメーカー製品ではあまり見られません。
コストは約1割弱の上乗せで、塩素による劣化に非常に強くなります。

また、ドレンの取出し口が割れてしまったり、ボルト埋め込み部が割れてしまう事例が多いため、補強を施しています。
通常パテ埋め処理のところをFRPを張ったり、取付面積を増やしたりしています。

画像はドレン部

今回は2台発注いただきました。

もちろん、FRP部分だけでなく、内部の除毛網(標準仕様:SUS)やアクリル蓋なども製品の一部になります。

よく、従来のヘアキャッチャーでは「メートルコック」という内部がテーパーのメタルタッチの物が見受けられますが、一般のお客様には扱いが面倒だったりするので通常のボールバルブをエア抜きバルブにしています。

ヘアキャッチャー交換中

ヘアキャッチャー交換後

一連の作業のポンプの起動停止やバルブ操作、試運転確認まで全てお任せいただき、問題なく完了いたしました。

ヘアキャッチャーや、FRP製品(ろ過タンク・ドレンパン等)でお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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