鋼管製作工場のコンベアー、集塵機の整備を行ないました。
毎月の保守点検を承っており、3月の初旬に現場で対応させていただきました。
作業前所見
この設備は、コンベアーのローラーは鋼管を回転させながら加工するためにあります。
鉄板をらせん状に曲げて溶接します。
トイレットペーパーの芯をイメージすると分かりやすいかと思います。
点検していくと、油や空気が漏れているシリンダーが幾つかあったので交換作業を行ないました。
おそらくパッキンの劣化と飛び散る塵によって傷ついたものと思われます。
このまま使用するとピストンの破損によって集塵機などの機械が途中で止まる恐れがあり危険です。
また集塵機が塵で詰まる恐れもあったため、内部の清掃も行ないました。
加えて、コンベアーのローラー間が平行になっていない為補正しました。
平行になっていないと完成したパイプを運ぶときに運搬に支障が出てしまいます。
- 作業内容
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- コンベアーの整備
- コンベアーのローラーの調整
- 集塵機の清掃
- 油圧シリンダーの交換
整備状況
油圧シリンダーの交換をしました。
コンベアーのローラーを平行になるように調整しました。
集塵機のフィルターを清掃し蓄積した塵・埃を取り除きました。
作業ポイント
コンベアーのローラーは三脚水準器やライナーなどを使いズレを修正しました
設備を長くご利用いただくために
このような設備は毎回起動前にローラーの位置・向き・高さにズレが生じていないか確認してください。
また、加工中は溶接などで出る煙によって塵・埃が溜まるので、定期的に点検・清掃を行なっていただくことをお勧めします。