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エアーバタ弁(バタフライバルブ)の修繕

今回は自動制御弁の中のエアー式のバタ弁(バタフライバルブ)の修繕の案件です。

作業前所見

エアー式のバタ弁の場合、エアーのポート制御は「集中式」と「個別式」に分かれます。

今回の対象機は個別式の方で、個々のバタ弁の頭にポートを背負っています。
そのため、バタ弁は弁本体・シリンダー部・ポート及び電磁弁の3部位に分かれます。

そういった中でも、今回は同じ水処理ユニット内で2カ所に不具合があり、それぞれの損傷部が違っていた案件となります。

現地調査により、Aは弁本体で、Bはポート及び電磁弁に不具合が確認されました。

このエアー式バタ弁は、既に既設品は廃番になっており、部分的に新旧型番に互換性がない事が過去の調査により解っています。

弁本体 ⇔ シリンダー部:新旧互換無し
シリンダー部 ⇔ ポート及び電磁弁:新旧互換あり

そして、購入可能なセットは下記になります。

実は、Aは過去一年以内にユニットごと交換していました。
(今回損傷は別途事由による)
その際Aが損傷した時はシリンダー部の損傷だったため、シリンダーを交換する必要がありました。
新旧の弁本体とシリンダーに互換性がないため、シリンダーと同時に弁本体の交換も必須で、さらにシリンダーにはポート及び電磁弁もついてきてしまいます。
そのため、結果的にすべての部品が揃い、ユニット(3点セット)交換していました。

今回はというと……

ということで、それぞれの互換性と同時購入のパターンから言って、AもBも各部品のみの交換で修繕可能となりました。

作業工程

  • 赤丸 ポート及び電磁弁
  • 青丸 シリンダー部
  • 黒丸 弁本体

対象機は2つでも、各個別の部品のみなので、交換部品はこれだけです。(左が弁本体、右がポート及び電磁弁)

弁本体の交換前

弁本体撤去後

弁本体交換後

ポート及び電磁弁の交換前

ポート及び電磁弁の交換後

それぞれに動作チェックして完了です。

最小限のメンテナンスで必要な改善を

今回のようにメーカーで型式が更新されても、どことどこの部位に取付互換性があるかどうかなど、ほとんどの物が調査可能です。

ご要望と機器の状態に応じて、最小範囲での交換やメンテナンスの調査・施工が可能です。
お気軽にお問い合わせください。

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