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コンプレッサーのブロワ整備

工場で使われているブロワから異音がするという事で、お問い合わせをいただきました。

状況確認

現場調査をしたところ、確かに異音がします。
修理経験などから推測すると、軸受けの摩耗からくる異音だと思われます。
分解調査してみたところ、ころがり軸受けが摩耗していました。
経年劣化によるものと思われます。

ころがり軸受けに摩擦や異音がしてしまっているということは、その箇所が熱を持ち、油などが切れて、最悪ブロワが壊れて止まってしまうことになります。
消耗品のため、交換修理が順当な判断と考えます。

機器の状態と修理方法、お見積もりを依頼主様にお伝えしたところ、修理をご依頼いただきました。

作業内容

整備工程

作業1.調査
こちらの軸受けが摩耗してしまっていて異音が発生してしまう状況になってしまっていました。

作業2.分解
修理するためにベルト等の装置の分解を行いました。

作業3.ころがり軸受交換
ころがり軸受け等の部品を交換しました。

作業4.その他消耗品交換
転がり軸受けやパッキン類を新しい物に交換後、組立作業を行いました。

作業5.ベルト交換
ベルトも新しい物に交換し、芯出し調整作業を行いました。

作業6.試運転調整
軸受けが正常に回転し、異音などの不具合が無い状態になっているかを確認しました。
また、ベルトの芯出し調整も行い、問題が無い事を確認しました。
しっかりと設置できているかどうかも確認しました。

再発防止のアドバイス

日頃からチェック、メンテナンスを行うことでこのような症状も未然に防ぐことができます。
また、定期的にグリスアップや検査を行うことで、事前に不具合が発見できると思います。
今回の事例のように異音や動作がおかしいなと感じたら異常があると思って間違いないです。
完全に動かなくなる前にメンテナンスを行うことで、大きな故障・大きな事故を予防できると思います。

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