工場の設備のスライドレールに付いているLMガイド(内部がベアリングのような構造になっていてレールにはめ込み左右にスライドさせる装置)スライドレールの交換を行いました。
月に一回程度でメンテナンスさせていだだいていて、その依頼時に現場調査を行い、どこの箇所をメンテナンスを行えば良いのか調査や提案をし、修理作業を行っています。
状況確認
鉄骨を加工する工場で、その材料を切断するために、LMガイド上に設置してある切断機器を横にスライドさせ、切断箇所を移動するためのものになります。
LMガイドにガタツキがあり、左右にスライドしにくくなっていました。
分解し確認したところ、LMレールの摩耗によりスライドしなくなってしまった状態でした。
摩耗の要因は、錆が発生したり、粉塵が入り込んだりしたことによるものです。
この状態で作動することにより、LMレールの破損だけでなく、他の箇所の破損につながる可能性があります。
機器の状態と修理方法とお見積もりを依頼主様にお伝えしたところ、交換修理することに決まりました。
作業内容
- LMブロックの交換
- LMレールの交換
整備状況
作業1.LMガイドを分解しLMレールを外しました。
作業2.LMレールを機器から外し、LMレールとLMブロックを新しい物に交換を行いました。
作業3.試運転の結果スムーズに動くようになりました。
再発防止のアドバイス
予防方法は、定期的にLMレールとLMブロックにグリスアップを行うことです。
放っておくと摩耗がひどくなってしまい故障につながる可能性があります。
シュウワエンジニアリングでは、工場設備の定期メンテナンスを多数承っております。
豊富な経験にもとづき、適切なアドバイスをさせていただいておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。