「溶接機が壊れた」との報告を受け、現場に向かいました。
打ち合わせをしていると、「バックシールドガスを手動弁で操作をしているが、操作を忘れて不良品を作ってしまうので、自動でトーチノズルのガスと同調して発生させる事はできませんか?」と相談を受けました。
そんな経緯で、TIG溶接機の修理とバックガス(バックシールドガス)の改造を行いました。
状況確認
TIG溶接機のカバーを外してみると、高周波発生装置の電極に大量のカーボンが付着し、高周波の発生を妨げていたため、アークが飛ばない状態でした。
作業内容
①アークは大量のカーボンを取り除く事で解決しました。
②バックガスの自動化は溶接機の内部リレーの損傷を防ぐため、ガス制御回路に直接電磁弁を配線するのではなく、追加のリレーを経由して外付けのバックガス用の電磁弁を同調させる改造をしました。
※写真は説明文を分かりやすくするため、オークションサイトで落札した安価な溶接機に中古の電磁弁を取り付け再現してみました。