今回の依頼は、停止装置を組み込んで欲しいとのことでした。
大型の切削加工機械で、製造から数十年たっている機械ですが現役で加工をしています。
手入れもしっかりされており、大切にされてことが伺えます。
大型加工機のために自動送りを掛け終了まで十数分掛かるのでその間は別の仕事をするそうです。
しかし別の仕事に集中しすぎる事がたまに有り、自動送りを掛けすぎてしまい元の開始位置まで戻すために余計な時間が掛かってしまうとの事でした。
そこで何か改良をとの相談を受けました。
最初は、自動で1往復する装置を提案しましたが、装置が複雑になりそこまでのコストを掛ける必要がないとの事でしたので、自動送りの終了位置で停止するだけのスイッチを取り付けることといたしました。
たったこれだけと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、日々の僅かな無駄が無くなり作業効率の向上はもちろんのこと、「止め忘れて機械を壊してしまうのでは」といったストレスもなくなり大変満足されておりました。
このように茂呂製作所はお客様と打合せを大切にし、オーバースペックになり過ぎないように要求性能とコストのバランスを取りながら業務を進めて行きます。