今回の修理は、滋賀県の土木関係の会社様で、
電車が走る線路の保守・管理のお仕事に使用する機械の修理です。
線路のレール部分の錆を落とすのに使用する機械で、
エンジンをかけるリコイル部分が破損してしまい修理したかったのですが、
製造したメーカーがなくなっていたので、部品が取れずに困っていました。
今回の機械は、一般的な草刈機を改造して製作されていたものなので、
草刈機メーカーから調べると部品調達は出来るとのことでした。
早速部品の見積りを取り、修理の見積りをお客様に提出して打合せをしたところ、
現状では、エンジンをかけるリコイルの部分が破損したため
エンジンをかけられない状態ですが、機械も古いものだから、
動く状態になって別の不具合が出ても困るとのことでした。
エンジンはオーバーホールすれば問題なく使用できるのですが、
オーバーホール費用と新品のエンジン載せ換え費用があまり変わらなかったので、
新品エンジン載せ換えに変更になりました。
(写真左)エンジン取り外し (写真右)エンジン取り外し後、洗浄
新品エンジンはモデルチェンジされていたので、
エンジンを取り付けるステイの幅が変わっていました。
そこで、当社でステイの幅を加工して広げました。
付属品なども古いエンジンから移植して、ステイにエンジンを取り付けます。
(写真左)もともとのエンジンステイ (写真右)当社にて、エンジンステイ加工後
メーカー様にて対応不可能な機械でも、修理可能な場合があります。
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