荏原製作所(エバラ)ポンプのトラブル解決ガイド|水が出ない・異音・異臭の原因と対処法

工場の給排水、冷却水循環、農業用など、幅広い現場で採用されている荏原製作所(エバラ)のポンプ。
稼働停止は設備全体のストップに繋がります。
本記事では、エバラポンプでよくあるトラブルの症状別に、現場で確認すべきポイントをまとめました。
「水が出ない(揚水不能)」時のチェックポイント
ポンプは回っているのに水が出ない場合、以下の原因が考えられます。
- 呼び水の不足:
ポンプ内に空気が入っていると揚水できません。
再度呼び水を行ってください。 - フート弁の不具合:
吸込管の先端にあるフート弁に異物が詰まっている、または故障して水が落ちている可能性があります。 - 回転方向の逆転:
電気工事後などに多いケースです。
モーターの回転方向が矢印と逆になっていないか確認してください。
「異音・振動が激しい」場合の原因
普段と違う音がし始めたら、重大な故障の前兆です。
- キャビテーション:
「ガラガラ」という石を噛んだような音。
吸込側の抵抗が大きすぎるか、水温が高すぎる時に発生します。 - ベアリングの摩耗:
「キーキー」「ゴー」という金属音。
モーターやポンプ軸のベアリングが寿命を迎えています。
放置すると焼き付きの原因になります。 - 異物の混入:
インペラ(羽根車)に砂やゴミが詰まっていると、不規則な振動が発生します。
「水漏れ」が発生している場合
- メカニカルシールの寿命:
ポンプの軸付近からポタポタと水が漏れている場合、メカニカルシールの摩耗が考えられます。 - グランドパッキンの調整:
パッキン式の場合、適度な漏れは必要ですが、あまりに激しい場合は締め増しや交換が必要です。
故障を未然に防ぐメンテナンス
エバラポンプを長く安全に使うためには、年1回程度の定期点検が推奨されます。
特にメカニカルシールやベアリングは消耗品であり、完全に壊れる前に交換することで、結果的に修理コストを抑えることが可能です。

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