安川電機サーボパック(Σシリーズ)のエラーコード一覧|A.100やA.b31など故障原因と対処法

精密制御に欠かせない安川電機のサーボパック「Σ-7(シグマ・セブン)」や「Σ-V」シリーズ。
デジタルオペレータやパネルに「A.」から始まるエラーコードが表示されたら、まずは内容を確認しましょう。
本記事では、現場で遭遇しやすい主要なアラームとその原因をまとめました。
よくあるエラーコードと原因
安川電機のサーボパックで頻出するエラーコードは以下の通りです。
- A.100(過電流検出):
サーボパック内部、またはモーターに過電流が流れました。
配線の短絡(ショート)や、モーターの焼損が疑われます。 - A.710 / A.720(過負荷):
機械的な引っかかりや、定格を超えた負荷がかかっています。
ベアリングの固着や、ブレーキの開放不良を確認してください。 - A.810 / A.820(エンコーダ異常):
サーボパックとモーター間の通信が途絶えています。
エンコーダケーブルの断線や、コネクタの接触不良が主な原因です。 - A.b31(電流検出異常):
サーボパック内部の故障です。
電源の再投入で復旧しない場合は、本体の修理または交換が必要です。 - A.C90(エンコーダ通信異常):
エンコーダの信号が正しく受信できません。
ノイズ対策が不十分な場合にも発生します。
修理前に確認すべき「3つのポイント」
専門業者を呼ぶ前に、以下の手順で切り分けを行うとスムーズです。
- 電源の再投入:
一時的なノイズによる誤検知であれば、再投入でクリアされる場合があります。 - ケーブルの差し直し:
特にエンコーダケーブル(信号線)は、振動で緩むことがあります。
一度抜いて差し直してみてください。 - 負荷の切り離し:
可能であればモーターと機械を切り離し、モーター単体で回るか確認します。
これで「機械側の固着」か「電気系の故障」かが判別できます。
「修理」か「更新」かの判断
安川電機の古いモデル(Σ-IIやΣ-IIIなど)は、すでにメーカー修理受付を終了(廃番)しているケースが多いです。修理部品が手に入らない場合、最新のΣ-7シリーズ等への「置き換え(リプレース)」が必要になります。
その際、パラメータの吸い出しや変換作業が必要となるため、専門知識を持つ業者への相談が不可欠です。

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