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ボールネジ交換

株式会社石川マシンテック

ファナックロボドリルα-T14iF(小型マシニングセンタ)のボールネジ交換のご依頼をいただき、対応しました。

製品の加工精度が低下してきたということと、動作時に異音が発生するということが気になったということで、ご依頼いただきました。

状況確認

通常ですと、現地にて原因調査から入り、複数の原因の可能性の中から工期・ご予算を踏まえてお客さまと一緒に現場にて考え、質疑応答しながら修理の方針を固めていきます。

ただし今回は機械の保全業者さまからでしたので、原因の調査は完了した状態でのご依頼です。
部品の消耗が激しく交換以外に復旧は難しいとの判断でしたので、部品交換にて対応することに即決となりました。

作業工程

1.まずはX.Y軸のボールネジ交換をする為サーボモータ部をバラシます。
コネクタもゴミとクーラントが付かないように養生を行い清掃します。

ボールネジを交換するため、サーボモータ部を分解しているところの写真です。
コネクタと言われる部分にゴミとクーラントがつかないように、ビニールをかぶせてあるところの写真です。

2.X.Y軸のボールネジ取り外し後さらにLMガイド交換の為、テーブルを釣り上げてガイドを取り外し清掃します。

LMガイド交換のため、テーブルと呼ばれる部分を釣り上げたところの写真です。
LMガイドを取り外して清掃を行ったところの写真です。

3.新品部品を組付けます。

今回交換する新品部品一式の写真です。袋に包まれていて、開封前の様子です。
新品部品を組み付けている様子の写真です。

4.ベアリング等も新品へ交換し復元します。

新品のベアリングの写真です。
新品のベアリングを組み付ける様子の写真です。

5.復元したのちに今回はサーボも取り外しボールネジ交換も行っている為、原点がズレてしまうためパラメータにて再度原点設定します。
(部品交換前に機械原点確認済み、交換前とのポジションも誤差0.01程まで詰めておきます)

6.最後にお客様にて品質・動作をご確認いただき問題ないとの事で完了です。

石川マシンテックでは、設備に品質低下や異音等が発生した等の不具合に対し迅速に原因を調査し、さまざまなアドバイスをさせていただいております。
お気軽にお声がけください。

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