現地作業中の緊急対応
今回の対象機は、通常のステンレス製ポンプでしたが、用途が少々特殊なもので、現地での緊急対応がありました。 ご依頼内容は軸封部からの漏水が止まらず、調整代ももう無い状態との事。 早速図面を取り寄せたところ、構造的に主軸の交換が必要でした。
また、各部の材質的に必要・不必要な交換部品を選別し、現地へ。 【施工前】
現地に伺うと、ポンプの能力にも問題が出ている可能性があるのでその点もよく調べてほしいとの事。
【主軸軸封部摩耗状態】
主軸は経年使用による軸封部の摩耗が顕著で、やはり交換が必要な状態でした。
【羽根車状態】
ポンプの能力に関わる部位の一つ、羽根車の翼の状態とマウス部の摩耗状況は完全に健全なものでした。
また、マウスの相手、ライナーリングも問題になるような摩耗はなく、ポンプの機械的な要因の能力低下は無いという判定になりました。
【軸受ケース内部状況】
使用環境から、軸受ケース内部にも多量の埃が侵入。
少々危険を感じましたが、ベアリングのハウジングに損傷はおろかフレッチングすら見られず、問題ありませんでした。
【ポンプ 新旧交換部品】
主軸を含めた選定消耗部品を交換します。
【ポンプ組立中】
【据付中】
モータも分解整備し、据付けた後に芯出しを行い、電気的な部分も測定を行い、問題ありませんでした。
【復旧後】
試運転も問題はなく、完了となりました。 







