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自動補給水弁ウォーターハンマー対策

株式会社テクニカデベロップメント
水槽への自動補給水弁が閉じるときにウォーターハンマーが激しく、年に何度か補給水系統配管の塩ビ配管部分が損傷するので何とかして欲しいとのご依頼です。 調査に伺った処、既設の自動補給水弁はダイヤフラム式の電磁弁でした。 また、一年に一度程度の頻度で内部のダイヤフラムが損傷するとの事。 そろそろ、またやられる時期のはずなので、根本的な解決をご要望です。 既設電磁弁 【既設電磁弁】 ウォーターハンマーを軽減するためにつけたという、小型圧力タンク 【ウォーターハンマーを軽減するためにつけたという、小型圧力タンク】
  • ウォーターハンマーの原因としては、電磁弁により急閉している事。
  • 配管に来ている圧力は増圧ポンプから供給されていて、水道圧より高い。
  • 増圧ポンプの設定圧は他の供給系統的に落とせない。
  • 補給水量は現在のままがいい→該当系統に減圧弁の設置は不能。
  • 圧力タンクを増設しても大幅な効果は期待できない。
  • 既設電磁弁は過去履歴から、そろそろ不具合が出る見込み。
上記理由により、先ずは緩急タイプの電磁弁を検索。 結果、ダイヤフラム式しかなく、配管圧力が高いことから後にダイヤフラムの不具合が懸念されてしまいます。 そこで、電動ボール弁への変更を視野に制御を調べると、制御的には問題ないことが判明。 電磁弁は最低2本のケーブルで動きますが、電動ボール弁は最低3本のケーブルがないと制御できません。 幸い、制御盤内に「開」と「閉」の出力端子はあったので、電動ボール弁に変更し、ウォーターハンマーは皆無になりました。 主な使用部材 【主な使用部材】 今回使用した電動ボール弁の全開から全閉の動作時間は15秒程です。 作業完了後 事前に面間を計って組んでおき、現地の作業時間を短縮しました。

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