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自動補給水装置の再構築

株式会社テクニカデベロップメント
自動補給水装置が補給しっぱなしになってしまったとの連絡を受け、現地調査にお伺いしました。 元々は温水と冷水を設定温度に混ぜる、「ミキシング」を使い、更に供給槽の水位を感知して自動で補給・停止を制御して設定水面を保っていた装置です。 ただ、現在は別の装置で温度管理した温水のみを装置に入れ、水位制御のみの用途で使っているとのことが判明。 また、今後過去の使用条件に戻すつもりはないとのことでした。 自動補給水装置のユニット このユニットの内部の主要部品は海外製でしかも非常に高価であるため、水位制御だけならこのユニットを外し、国内製品で安価な物に一新するご提案をしました。 試算したところ、このユニットを修繕するよりも全て一新する方が格段に安く済むことが判明。 また、今後のメンテナンスに於いても部品の費用と納期は容易になることもあり、一新することでご依頼いただきました。 既存ユニットの撤去 既存ユニットを撤去します。 上部の補助盤は後に利用する為残します。 新たな配管ユニット取付 新たな配管ユニットを取付けます。 既存の補助盤のフロートレスリレーとパワーリレーの制御回路を確認 既存の補助盤のフロートレスリレーとパワーリレーの制御回路を確認。 水位センサーは電極棒だったので、電極棒のケーブルを解析(既存状態はかなり改造が加えられていたために盤図が無く、どのケーブルがどの電極棒に繋がっていたかすら不明)。 新たな水位制御を構築。 電極棒ケーブル解析中 電極棒ケーブル解析中。 電極棒は1Fに設置。 制御盤はB1Fに設置されていたため、短絡パターンを変えながら無線で連絡。 水位制御の再構築完了 水位制御の再構築完了。 自動制御の試験結果も良好でした。 ※対象の水槽は場所が特定できてしまう恐れがあるため、画像はお出しできません。 今回の案件は、
  • 減圧弁と電磁弁を用途と建物構造に合わせた的確な選定
  • 配管施工
  • 制御回路の再構築
と、主に3種の施工が同時にできないと費用がかさんでしまう案件でした。 機械室のメインのような大きさの制御盤の盤改造等は専門の協力業者を要請しますが、この程度の物であれば自社内での施工が可能なため、費用を最小限に抑えることができます。

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