一言にポンプの不具合といっても多種多様です。
実際に不具合が起きた場合、2重3重に原因が重なっていることも珍しくありません。
1つの直接的原因を探すのは難しいうえに、本当はどこまで直せばいいのかを探すのは、さらに難しいかと思います。
最終的には、使用用途に合わせて修繕コストと長期的なランニングコストとの睨めっこになるかと思います。
これは、業者が対象ポンプに対して見積りを挙げても、なかなか判断しにくいものです。
勿論、その業者に対して説明を求めるのが簡単ですが、説明をされればされるほどに怪しく思えてしまうことも・・・。
私は、そういった事柄から、基本的に見積り時には機器の使用状況と不具合に気づきだした時期や推移を極力伺って修繕範囲を変えた、何種類かの見積りと同時にそれぞれのメリット・デメリットを可能な限り設定するようにしています。
機器を管理されている方々は、いつ何時そういった状況に陥るやもしれません。
直接的な利害関係がないからこそ、聞き入れられることもあるかもしれませんし、私も機械に正直な見解が書けるのかもしれません。
そういった場合の基礎知識や考え方のベースになれれば幸いです。