工場の排気(換気)ファン新設

以前より場内の機器のメンテナンスを行っている工場に、場内の換気目的のファンを新規設置してほしいとのご相談がありました。 元々、夏と冬で風向きが変わる場所で、夏は大扉側から風が吹いていたので、自然換気ができていたそうなのですが、
ここ数年風向きが変わってしまい、場内換気ができなくなってしまったためのご依頼です。
上記の絵のようにかつての風向きだと、ボイラーの熱が作業エリアに来ることはありませんでしたが、現在の風向きだと、常に熱溜りがあり、そこから徐々に作業エリアに熱が襲来するという状態でした。 なるべく、コストも抑えたいとの事でしたので、制御盤的なものはつけずに、最低限の安全装置のみをプラスチックのボックスに自社で組むことにしました。
※もちろん、電気工事士の資格がなくてはいけません。
工場の屋外部分が土になっていますが、機械基礎までは打たずに、コンクリ平板でコスト削減です。
吐出のダクト・吸込みのキャンバス共に自社手配にて製作品を取付。
送風機⇔工場のダクトは今回は他社様施工ですが、自社内でも施工可能です。
場内に手元操作盤を設置。
必要最小限の構成です。 もちろん、送風機の選定根拠もあります。(今回は覚え書きのみ)






- 工場容積≒1100m³
- 衛生試験所指針: (1)工場 (2)一般作業室 → 6回/h → 6600m³/h
- 静圧(圧力損失): 299pa(エルボ×3 ダクト長1mとする)