油圧ポンプ国産化
今回は海外製の装置を使われているお客様の依頼です。
油圧装置が動かないので見て欲しいということで、早速出張修理に伺いました。
どうやら油圧が上げっていないようなので、油圧ポンプの点検を行ないました。
配管をはずすと、金属片が出てきました。残念ながら油圧ポンプが壊れてしまっています。
早速、製造メーカーに納期確認をしましたところ、なんと半年近いとの返事が返ってきました。
お客様は明日にでも使いたいと大変お困りの様子です。
単純に国産ポンプに置き換えたいところですが、今回のポンプは高圧と低圧の2種類の吐出圧を持っている大変特殊なポンプです。
そこで思い切って高圧、低圧別々のポンプを取付ることにしました。当然配管やモーターマウントの新設、電気回路の変更等も発生しますが、この方法ですと国産在庫部品が使用できますので納期がぐっと短縮できます。
大急ぎで設計と手配を終え何とか2週間後には修理が完了いたしました。
海外製の特にヨーロッパの装置に使われている部品はユニークな物が多く、コストダウンや省スペース化が計れるなど長所も多いのですが、納期で問題になることも多いです。
今回で国産部品に変えたので今後のメンテナンスはスピーディーかつローコストで行なえるようになりました。