旋盤修理(MCの損傷)
お客様から「旋盤の主軸が回転しない」との依頼があり、すぐに出張修理に伺いました。
確かにスイッチを入れても回転しません。
モーターから欠相特有の唸り音がしたので、制御盤を点検したところ、マグネットリレー【通称MC】が損傷しておりました。
部品自体は廃番になっていました、現行の同等品の部品の手配を行いました。
取り付けピッチ等が変わりましたので、配電盤に追加工をして取り付け・正常確認を行いました。
欠相とは、交流電源のうち多相交流(主に三相交流)において相が一つ以上掛けている状態です。
ナイフスイッチのヒューズ切れ、ブレーカのネジの緩み、電磁開閉器の接点不良、端子台の締め付け不良など、原因はさまざまです。
兆候としては、接点が焼けたすすや黒い粉が出てくるため、黒い汚れが表れます。
故障してしまう前にご相談いただければ、生産工程を止める時間も短くて済みます。
日々の機器の確認の際、注意してご確認ください。