シャフトの再生
今回は修理そのものでなく、修理方法をご説明します。
機械には必ずと言ってよいほど回転軸が存在します。
この回転軸に組み付いているベアリングやオイルシール部分が長年の使用で部分摩耗することがあります。
簡単な軸なら再制作をしますが、大型だったり複雑な軸の場合は高価なため再生を検討します。
その技術の一つが溶射になります。
原理は燃焼・電気エネルギーなどの熱源を用いて溶射材料を加熱し、溶融またはそれに近い状態にした粒子を基に吹き付けて皮膜を形成する表面改質法の一種です。
減った部分に加熱された素材を盛り付けるようなイメージです。
溶射自体は協力メーカーにて行いますが、その前の分解や前加工・溶射後の組み付けは茂呂製作所にて行います。
こういった技術提供も行っていますので、困った際は茂呂製作所までご相談ください。