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シャフトの再生 その2

株式会社茂呂製作所
前回に引き続きシャフトの再生です。 シャフトや軸ですが、ベアリングの破損やオイルシールとの摩擦で、大きなくぼみが発生した場合は溶射では対応できない場合があります。 その際の再生方法に新しいスリーブ作って「焼嵌め(やきばめ)」による篏合を行います。 焼きばめ前  【焼嵌め前】 まず、元の軸の摩耗部分以上に細く削ります。 そして、再生用のスリーブを製作します。 スリーブは、その軸に合わせ、削った内径・元の外径に合わせ制作します。 その際、削った軸の外径に対しはめるスリーブの内径は僅かに小さく制作します。 当然そのままでははまりませんので、はめる際にはスリーブを数百度に加熱します。 そして、加熱したスリーブを数秒で装着します。 この技術は、高い加工精度と装着の熟練度が必要です。 装着の際にモタモタしていると装着の途中で動かなくなってしまいどうにもならなくなる場合があるからです。 この手法をとると、強固かつ再度の再生が可能な修理方法となります。 軸の形状や用途により可否はありますが、軸の破損の際にはぜひご検討ください。 焼嵌め後 【焼嵌め後】
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