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搬送コンベアフィンガー(爪)の再製作

株式会社茂呂製作所
搬送用コンベアのワークが引っかかるフィンガー(爪)が、長年の使用で徐々に変形してしまったので、作り直してほしいとの依頼がありました。 長年の使用で徐々に変形してしまったフィンガー さっそく訪問し、状況を確認したところフィンガーの形状が変形しており早急に対策が必要な状態です。 本来は下写真の赤丸部分が閉じているのが正常のはずです。 本来は閉じているはずの部分 まずは、変形の原因を調査します。 ワークが重過ぎたり、コンベア途中の変形により過負荷の可能性もあります。 原因調査中 お客様からヒアリングを行いましたが、やはり長年の使用により変形したようです。 そのまま同一形状のフィンガーを作成しても、いずれ変形してしまうので、形状を変更することにしました。 【既存フィンガー】 形状変更したフィンガー① 形状変更したフィンガー② 側面の補強プレートが、片面で溶接箇所が少なかったので、両面に補強プレートを追加し、さらに溶接部分を増やしました。 これにより、セミモノコック構造+強度UPとなるため、全体の強度が大きく向上します。 【変更後フィンガー】 補強プレート追加・強化① 補強プレート追加・強化② 結果として長期間使用しても変形が起きないと思われます。 茂呂製作所では、このように原因を明確にした上で、恒久化対策を取り入れた修理や部品製作を行います。 同一形状のままの部品交換を行ない、トラブルが再発しているようなケースでお困りでしたら、ぜひご相談ください。
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