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かき揚げスクリーン(自動除塵機)点検整備

機械修理ドットコム合同会社

河川等の水源から水を取り入れる際に設置される除塵設備です。
ポンプ保護の為、スクリーンを設けてゴミの流入を防ぎます。

自動除塵機の目的はスクリーン直前にゴミを滞留させないように、速やかにごみを除去することです。

案件装置仕様

メーカコミニューターサービス株式会社
型式BCL-4000型
機長4000mm
機幅1200mm
駆動装置3Φ 200V 0.4Kw
1/160 50Hz
掻揚げ速度約3.0m/min
水路寸法1500mmW×1900mmH
スクリーン目幅20mm
処理能力3021m3/h
重量50Kg

案件作業範囲

  • 分解
  • 整備
  • 部品交換
  • 組立取付設置
  • 試運転調整
参考イメージ図

修理前の状態
修理前の状態

修理後の状態1
修理後の状態1

修理後の状態2
修理後の状態2

今回案件 点検整備

機能保全は、設備を構成する部材や機器、部品類の修理、交換が主となりますので、その劣化特性が個々に異なることから、特性に応じた対応を行う必要があります。

今回は「除塵機の走行チェーン等の消耗部品交換一式」として行いました。

不具合状況

  • 走行チェーンの伸びにより、吊り上げ動作時に異音が発生していました。
  • 吊金具の取付位置が不具合の為、架台が変形して櫛歯に損傷を与えていました。
  • 吊金具の不具合により、架台との接触で櫛歯が数本、欠落していました。

整備状況

  • 駆動チェーンやボルト等の部品を交換して整備を行いました。
  • 破損した櫛歯は溶接にて新品を取付し、予備の分も準備しました。
  • 各スプロケットや軸受に磨耗や消耗が確認されたので、交換しました。
  • チェーンが伸びても櫛歯や架台が変形しないように吊具部分に補強材を製作して取り付けしました。

試運転調整

装置を稼動させて「連続掻揚げ」が正常に動作する事を確認しました。
櫛歯がスクリーンバーの間を均等に通る事を確認しました。

作業ポイント

吊金具の状態により架台の変形から、櫛歯への損傷が発生していた為、通常の点検整備以外に、吊金具の正常動作を確保する目的から、補強材による加工を行いましたが、設置場所や環境の制約から試行を繰り返しました。

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