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自動ドア装置の吊り車交換修理

機械修理ドットコム合同会社

概要・経緯

パチンコ店の設置自動ドア装置が動かないとの修理依頼をいただきました。
手動でも重くて動かないとのことでした。

作業前の所見・原因の解明

弊社作業員は訪問前の内容から大体の状態を把握できるので、何パターンかの想定を行いながら修理に伺います。

まずは点検カバーを開き、状況を確認します。
今回は自動ドアの吊り車が破損・上部レールの汚れ等が確認できました。

吊り車の破損状態の写真
吊り車 破損状態

破損状態で自動ドアの電源を入れたままにしておくとモーターや制御機に負担がかかります。
手動で動かしてしまうことにより走行レールに摩耗が生じて、上部レールの交換まで必要になる場合がございます。

お客様に修理内容、金額を提示し、了承していただきすぐに交換してほしいとのご依頼でした。
訪問サービスカーに部品を常備しているため、その場で交換作業となりました。

作業内容

  • 上部レールの摩耗、破損状況確認
  • 上部走行レール清掃
  • 吊り車取替
  • 建付け調整
  • 施錠確認
  • 動作確認
  • 全体の清掃作業

作業工程

  1. 自動ドアをドアと吊り車を連結ボルトを緩め、ドアの吊上げを解除します。
    この段階ではドアは下部レールに着地した状態になります。
  2. ベルトと連結している金具、破損の吊り車を上部レールから取外します。
  3. 上部レールを洗浄液にて清掃。
  4. 上部レールの摩耗、破損状況確認。
  5. 破損、摩耗状況確認して問題が無いことを確かめ吊り車を上部レールに取付。
  6. 吊り車に吊り金具、ベルト連結金具を取付。
  7. ドア吊り上げ作業。
  8. 建付け調整にて枠との隙間を調整いたします。
  9. ドア下部框に鍵が取付されているので施錠確認を行います。
  10. 交換部品以外のの点検作業(総点検)を行います。
  11. 電源を入れ動作確認を行います。
  12. 動作確認で問題がない場合、点検カバーを閉じて全体の動作確認を行います。
  13. 点検カバー、ドア等の拭き掃除等にて完了となります。
破損吊り車撤去、上部走行レール清掃後の写真
破損吊り車撤去、上部走行レール清掃後
吊り車取替完了状態の写真
吊り車取替完了状態

再発防止のアドバイス

自動ドアは人が往来する場所に設置しておりますので、定期的な点検(保守点検・スポット点検)を行う事が必要です。
点検を行い部品の劣化状態を確認することで部品の破損を未然に防ぐ事ができ、安全対策にもなります。
状態によっては、装置の一式交換を行う事も必要となります。

自動ドアの点検及びメンテナンスを行っておらずご心配な方は、ぜひ日本自動ドアにご相談ください。
他社さま製の自動ドアでも対応させていただきます。

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