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脱水機のオーバーホール

株式会社シュウワエンジニアリング

食品工場で使われている脱水機のメンテナンス(オーバーホール)をご依頼いただきました。
材料を洗う工程で使用されているものです。
モーターとベルトに繋がれた脱水層を回転させ、その遠心力を使って脱水層の内容物の水を切り、排出する機械です(イメージとしては縦型洗濯機の洗濯層に近いです)。

作業前所見・原因の解明

作業前の所見としては、ベアリングや軸の劣化によるものであると想定しました。

現地調査したところ、修理前は稼働中に異音が発生していました。
ベアリングが脱水層底部の下部分にある構造であり、脱水層底部や脱水層カバーを外さないと交換ができない為、オーバーホールするということになりました。

シュウワエンジニアリングの工場に搬送し、作業を開始します。

脱水機をシュウワエンジニアリングの工場に搬入した際の写真です。大型クレーンで吊り上げ、工場内部に移動します。
脱水機を分解し始めたところの写真です。写真に印を付け、各部の説明をしています。

① 脱水層底部
この部分を高速回転させることで脱水層の内容物の水を切り排出します。
② バネケース
脱水機の三隅にあるバネケースの中にバネが搭載されており、衝撃を吸収します。
③ 脱水層カバー
脱水層を覆うカバーです。
④ 脱水層ドラム
穴が開いたドラム式の脱水槽です。

④の脱水層ドラムが①の脱水層底部に乗る形で稼働するものになります。

分解した結果、異音は脱水層やモーターに取り付けられているベアリングが劣化した事が原因だと発覚しました。
このまま稼動し続けると破損して危ないので、オーバーホールを行い中のベアリングや軸の交換を行いました。

また、脱水槽に泥や食材の皮が付着して目詰まりを起こしている部分がありました。
このままでは十分な水切りが行えず、品質の低下や故障に繋がる可能性があります。
この部分もしっかり清掃します。

作業工程

10日間で以下の手順で作業を行いました。

  1. 脱水機本体を分解します
  2. 分解した部品を洗浄清掃します
  3. 軸受やパッキン、プーリーを新しいものに交換します
  4. 組立を行った後に塗装します
  5. 最後にベアリング部のグリスの補給行って現場で取り付けて完了です
作業が完了し、塗装も終えた状態の写真です。きれいに仕上がっていることが分かります。

作業ポイント

ドラムが抜けにくくなっていたので、バーナーで炙り熱膨張させることで、なるべく軸を傷つけずに着脱を行うようにしました。

再発防止のアドバイス

ベアリング部のグリスの補給を定期的に行うことで、ベアリングの劣化を遅らせることができます。
また、脱水層の中に泥などがたまることは、機械の劣化を早めることにもつながりますので、こまめに清掃を行っていただくことがよいでしょう。

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