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エアーコンプレッサー部品交換修理

機械修理ドットコム合同会社
流通倉庫で使われているエアーコンプレッサーの部品交換修理を承りました。 コンプレッサータンク内の圧力が上がらないため修理をして欲しいとの事です。

作業前所見

装置内で空気を圧縮させてタンク内に圧縮空気をためこみ、この圧縮空気のパワーを利用してコンベアや梱包機器を作動させるための装置です。 このコンプレッサーで梱包機器を動かせていました。 圧縮機の吐出パイプジョイント部のナットの緩みとジョイントリングの変形により、空気漏れが起きていたため、圧力上昇不良が起きていました。 エアーが通るパイプのジョイント部分のナットが緩みジョイントリングがしっかりと固定されていないと、隙間がある箇所に力がかかってしまいエアーの圧力によって変形が起こってしまいます。 ナットの緩みの原因はナットの締めが甘かったためです。 加えて、吸込みフィルターの目詰まりによる吸気不良が起きていました。
作業内容
  • 吐出排出ジョイント部のジョイントリングの交換
  • ジョイント部のシールテープ交換
  • 吸込みフィルターの交換
  • 接合ネジの交換
  • 可動部へのグリスアップ

整備状況

  • 修理するため外枠等をはずしました。
  • こちらのジョイント部のナットが緩みの影響でジョイントリングが変形していまいエアー漏れが起きて、圧力が上がらない状況になってしまっていました。
  • こちらの写真の黒い部分が吸込みフィルターになります。内部のフィルターを新品の物に交換しました。

試運転調整

ジョイント接合部の空気漏れ等がないか確認し梱包機器が正常に運転するかを確認しました。

作業ポイント

ジョイントリングの交換は交換箇所等を洗浄しジョイントリングを取付け僅かな隙間を埋めるのためシールテープを巻きつけました。 元々シールテープは強いエアーの漏れによって剥がれてしまっていたため、新しく巻き付けました。 タンク内に圧をかけたまま分解作業を行うと圧縮空気が一気に漏れ危険ですので取り外す際はタンク内の圧力を抜いておきます。

設備を長くご利用いただくために

カバー等を外さないとジョイント部は確認できないため、点検しなければ発見するのは難しいのですが、定期的な点検を行うことでナットの緩みや不具合箇所が発見でき、故障の防止になります。 また、吸込みフィルターも、日々のメンテナンスで表面の埃を落とすことによって、交換を先送りすることはできます。 ただし細かい目の埃は取れないため、新品のフィルターに定期的(決められた運転時間経過後)に交換することを推奨します。

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