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モーターコイル交換修理

機械修理ドットコム合同会社

工場の製造ラインで使用しているモーターのコイル交換修理作業を行いました。
いつも通り製造ラインを稼働させていたところ、モーターが突然停止して動かなくなってしまったため何とか再稼働させたいというご相談です。

状況確認

現場調査を行った結果、モーター内部のコイルが焼き切れていることが分かりました。
全くモーターが回らない状態になってしまっていて機能していません。
稼働環境をヒアリングしたところ、日頃は全くメンテナンス等はせずにそのまま何年間も動かしていたという事でした。
ベアリング交換なども行っていなかったようで、そのためベアリングの回りが悪くなってしまいモーターコイルの摩擦が大きくなりコイルが焼き切れてしまったと思われます。
モーターは適切なメンテナンスを行わないとの動きが鈍くなったり他の部品の破損にもつながる可能性があります。他の機器にも悪い影響を与える原因となってしまうこともあるかもしれません。
解決策としては、下記のような選択肢が考えられます。

  • モーターの入れ替え
  • モーターコイルの交換、巻き替え
  • ベアリングの交換

方針決定

コイルの巻き替えも検討しましたが標準品とマッチしたため、お客様とのご相談でコイルの交換で解決することとなりました。

  • モーターコイルの交換修理
  • ベアリングの交換
  • グリスアップ

整備状況

モーターを分解し、ベアリングが見える状態になっています。メンテナンスを行っていなかったため、固まったオイルや焦げのような黒いものがこびりついている状態です。

モーターの修理を行うために分解作業を行いました。
こちらのベアリングはしばらくメンテナンスをしていなかったため交換する為に外します。

焼き切れたコイルが露出している状態の写真です。

焼き切れたコイル(モーターの内側に巻いてある物)を取り外し新しいコイルを取り付けます。

シャフトやベアリングが取り外され、コイルが好感された状態の写真です。明らかに新しくなっているのが分かります。

ベアリングなどを外しコイルを新しい物に交換しました。

ひと通りの作業を終え、お客さまのところへ運ぶためにトラックに積み込んでいます。大きなモーターのため、クレーンを使っての積み込み作業です。

コイルの交換やベアリングの交換作業等を終え、お客様にお渡しするためにトラックに積み込みます。

現場にて取り付け作業のあと試運転を行い、問題がなかったため作業終了となりました。
製造ラインも正常に稼働することができました。

再発防止のアドバイス

日頃から点検・メンテナンスを行うことでこのような症状も未然に防ぐことが可能となります。
異音がしたり、動作がおかしいなと感じたりした時には異常の可能性があります。
完全に動かなくなってしまう前に、少しの間製造ラインを止めて点検整備を行うことを心がけてください。
定期的なメンテナンスはシュウワエンジニアリングでも承っておりますので、お気軽にお声がけください。

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