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排気ファン点検整備

機械修理ドットコム合同会社

工場の設備にある排気ファンのファンベルト交換と保全作業を行いました。

今回の案件は、年に一度の定期メンテナンスで対応したものであり、排気ファンに関する保全作業を承っております。

状況確認

現地に伺って調査したところ、異音を感じました。
拝見すると、通常は下のようにファンベルトに張りがあるのですが、ファンベルトに張りがなくなってしまっていました。

正常な状態のファンベルトの写真。ベルトを指で引っ張っていますが、張りがあるため伸びる様子はありません。

この状態で作動を続けるとファンベルトが切れて、ファンが停止してしまうことが考えられます。
また、張りが無いとプーリーとの咬み合わせが悪くなってしまい、そのことによってプーリーの摩耗や破損につながる可能性もあります。

シュウワエンジニアリングの作業員は、この種の作業は豊富に経験しており、交換した方がいいか、しなくてもいいのかという点の判断はお任せいただいて間違いないと考えています。
今回調査を行ったところファンベルトを交換するという判断に至りました。

モータープーリーにも若干の摩耗が見られましたが、まだ交換するほどでは無いという判断をし、次回整備時に交換することをお客さまに伝えました。

その他、軸受け部の異音は油切れが原因でしたので、給油で解消することとしました。
モーター軸受けも給油などしないと摩耗によって破損してしまい、軸受けを交換しなくてはいけなくなる可能性がありますので、注意が必要です。

今回はファンベルトの交換、ベルトの通り及び張り調査、芯出し作業をメインに作業する旨をお客さまに説明し、ご納得いただけました。

作業内容

  • ファンベルトの交換
  • 芯出し作業
  • 給油作業
  • 振動測定
  • 温度測定

整備工程

取り外したベルトと新品のベルト。外した方はいかにも張りがなく、伸びた感じが受け取れます。

①劣化して伸びてしまっているファンベルトをはずしました。
上の写真は左が古いベルト・右が新しいベルトになり、古い方は劣化して伸びてしまっています。
 

張り替えたファンベルトを調整している様子の写真です。ベルトをも回しながらちょうどいい状態に調整します。

②新しいファンベルトを取付け、芯出し作業を行い、張り具合の調整作業を行いました。
ベルト交換時の張り具合の調整は、ベルト部を回転させながら全てのベルトが同じ張り具合いになるように行います。

③モーター軸受けや可動部等へ給油を行いました。

④試運転を行いました。
振動測定と音頭測定を行い適正値内に収まっていることを確認しました。
ファンベルトの張り具合いも均一になっており、スムーズに動くようになりました。

再発防止のアドバイス

ファンベルトはどうしても劣化してしまうので、定期的な交換を行うことでこのような症状も未然に防ぐことが可能です。
シュウワエンジニアリングでは、豊富な経験にもとづくアドバイスで、お客さまにご納得いただけるメンテナンスを行っています。
ぜひお声がけください。

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