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ベルトグラインダー修理

株式会社日向精工
20年前に導入した自社製の製造ライン。 いろんな機能を追加したり、修理したりしながら使用していただいています。 今回は、ラインの一部で使用されているベルトグラインダーの駆動側軸受部の修理です。 ベルトグラインダーとは、キャタピラーのように繋がれたサンドペーパーを連続的に循環させることで研磨を行い、広い面が一気に研磨できるものです。 今回の症状は、グラインダーがうまく動作しないという状況なのですが、原因はドライブシャフトの摩耗になります。 通常、こういったグラインダーは常時駆動させることは珍しいので、シャフトが摩耗するほど使いこむこともあまりないのですが、今回のケースは製造ラインの一ユニットとして使われていますので、ここまで使いこむ形になりました。 製造ラインを長く止めるわけにはいきませんので、最短での復旧が重要となります(大概そうですが)。 1.客先より引き上げ社内で組替え作業を行います。 ラインから引きあげたグラインダー 2.ドライブシャフトの摩耗で上手く動作しません。(新旧比較有) シャフトの新規製作とハウジング内のベアリング交換をします。 グラインダーをばらしたところ 摩耗したシャフト(左)と新規製作したシャフト(右) 自社製の製造ラインですので、シャフト他の交換部品をあらかじめ準備ができたこともあり、生産が著しく滞ることなく作業完了となりました。 摩耗による動作不良に至る前に、前兆があると思います。 第一に異音、第二にペーパーのずれです。 仕組み上、駆動のローラーとテイクアップローラーがうまくかみ合わない場合、上記の異音やずれが生じます。 この前兆に気づいていただければ、完全に動作が止まってしまう前に原因を突き止め、部品を用意した上で修理ができますので、ラインを止める時間は短くすることができます。 弊社では、これまでに培った経験に基づき、お客様にはより良いご提案とサービスを提供し続けていきます。
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