接合機の油圧シリンダパッキン交換作業

貴金属加工業者様から、工場で使用している接合機のシリンダーから油が漏れているとのご連絡をいただきました。
ご依頼内容は「シリンダー交換」ですが、まずは現地調査から開始します。 今回の対象となるものは「直動シリンダー」です。
確かにオイル漏れは確認できましたが、ポイントはロッドの状態。
ここに傷がついているかどうかが、対応方法を判断する基準となります。
確認したところ、大きな傷はありません。
ここの傷がある場合、隙間ができてオイルが漏れてしまうことがあります。
そうなるとシリンダーのユニットごと交換する必要がありますが、今回のように傷がない場合にはパッキンの交換だけで済むケースがほとんどです。
パッキンは経年劣化がありますので、数年ごとにどうしても交換する必要があります。
部品だけの交換で済む場合、ユニットごと交換する場合と比較すると1/4程度の費用で解決することが可能です。
その点を説明し、今回は部品交換をおこなうことでご納得いただきました。 今回苦労した点は、装置が大型で交換する部品がかなり高い位置にあるという点と、その部品がかなり重いという点です。
幸い天井に使用されている鉄骨を使うことができましたので、チェーンブロックを使って部品の上げ下げをすることができました。