インクローラーユニット修理
以前に自社で製作した装置の修理依頼をいただきました。
印章製作業のお客様に納めさせていただいたもので、ゴム印の背見出しを印刷する装置です。
最近は、背見出しをデータから印刷するインクジェット式の装置が増えている中で、今回の装置のように実際のゴム印を用いて印刷する方式も、まだまだ現役で活躍しています。
装置の一部としてUVインクを練るユニットが設置されているのですが、前後に摺動する箇所の部品が経年劣化で摩耗しており、交換が必要になりました。
インクローラーユニット修理となりますが、具体的な交換部品は「ガイドブッシュ」と「ガイドシャフト」です。
また、お客様の元に伺っての作業となりますので、できるだけ短時間で作業をおこなうことも重要です。
1.部品交換中の様子
ある程度のパーツを分解しないと作業できません。
2.新しい部品
ガイドブッシュとガイドシャフトを組み込んでいきます。
3.全てのパーツを元通りにして動作確認をします。
自社製の装置なので作業手順等は全く問題ないのですが、ブッシュ固定にゆるみ止めの接着剤を用いているため、一定の時間放置しておく必要があります。
その時間を使って、その他のユニットのチェックや調整を行いました。
今回のように、お客様に交換のお願いができない場合は、できる限り早急に対応をとらせていただいております。
また、お客様の方で部品交換できる場合には、部品の供給のみ承ることも可能です。