ドライマウント機ヒーター交換
今回は愛知県あま市のお客様の問合せで、「装置の電源を入れると漏電ブレーカが落ちる」というものでした。
装置の概要・仕様等を伺ったところ、ヒーターが怪しいかも...。が、製造メーカーでの修理対応は不可とのことでしたので、折をみて訪問することにしました。
この時点では、本当にヒーターが原因なのか確証はありませんし、いずれの部品にせよ型式が分からなければ手配もできません。
そして2 月28日、実機調査させていただきました。
(写真左)調査の様子 (写真右)操作ボックスの中 確かに電源を入れるとスグにブレーカが落ちてしまいます。犯人を見つけなければ。
ヒーター以外の電気部品は異常なさそうです。3本あるヒーターを1本ずつ切り離してみると...左・中・右と3本横並びにあるヒーターの左が犯人でした。
ところでヒーターはどこにあるんだろうか???鉄板を取り、断熱板を取ると...みえました。
(写真左)内部の様子 (写真右)黒く焼損しています(これが原因) 早速取り出してみましたが、型式らしきものが見当たりません。直ちに社内のスタッフと連携し、製造メーカーへ問合せたところ、なんと特注部品でした。
但し、入手は問題ないとのことでしたので修理可能の旨、お客様に説明させていただきました。後日、見積・納期を提示する約束をして、この日は撤収しました。 今回の不具合は3本のヒーターのうちの1本が原因でしたが、他の2本も同時期から使われているということで、お客様と相談して3本全て交換すことになりました。部品入手次第直ぐにということで、無事商談成立です。3月8日、改めて交換作業をさせていただきました。 [交換修理]
(写真左)ヒーターを取外す前 (写真右)ヒーターを取外し、きれいに掃除しました いよいよ新しいヒーターを取付けます。と思ったらサイズが微妙に...大きい!なんてハプニングもありましたが、それ以外は順調に作業させていただきました。
(写真左)ヒーターを設置 (写真右)付属のアルミテープでしっかり固定
(写真左)ヒーターの上に断熱板 (写真右)その上に鉄板
(写真左)金具類も元通りに (写真右)配線処理
(写真)指差確認『よしっ』 お客様立会いのもと電源を投入、正常に作動することを確認していただきました。これでまた長~く使っていただけると思います。ありがとうございました。
また今回、〝機械修理.com〟を通じて新しい出逢いが生まれ、初めての地で温かみのある人情や古の慣習に少しだけ触れることができました。お客様に感謝ですね。
一衣堂 経営 近藤様(左)ドライマウント機(中央)弊社スタッフ 米山(右)













